脆さと強さ

『ある愛の風景』試写@ニッショーホール。

*麦穂(?)の揺れ、瞳or顔上半分のアップなど、独特の映像感覚。でも嫌いじゃない。
*捕虜経験で精神を病んでしまったミカエルの壊れっぷりがリアルに怖い。キッチンで物があるべきところになくてキレちゃったりとか。月並みだけど、簡単に人間を壊してしまえる戦争はやっぱりおそろしい。
*壊れたミカエルに怯えていても、ヤニックに惹かれていても、ミカエルに寄り添い彼の苦悩を理解しようとするサラの強さが良かった。
*救われるラスト、終わり方もいい。これから大変でも、二人ならいつか乗り越えられそうと感じさせる。☆☆☆☆。

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東京散歩

『転々』試写@サイエンスホール。

*やっぱりオダジョー好き!ヘアスタイルめちゃめちゃ変だけど。冒頭、アパートの部屋に貼ってあるドクロのポスターがかわいくてツボ(しかも2枚)。

*三木作品らしく小ネタは満載。変な通行人とか、お店の名前とか、いちいち笑った。岩松了さんとふせえりさんも相変わらず(笑)。でも、全体としてはちゃんと筋も通して、ブットビ感は少ないかな。。。一般向け?そういえば三日月くんも出てたっけ。

*疑似家族がだんだん「らしく」なって、離れがたくなるあたり(遊園地とかカレーライスのシーン)が、切ない。のわりにラストがあっさりしてるところが、けっこう好み。

*お散歩ルートの解析含めて、細かいところもう一回見直したくなっちゃう映画。☆☆☆☆。

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ノスタルジー

『オリヲン座からの招待状』試写@よみうりホール。

*うーん。。。凡庸。ストーリーもいまいち(浅田次郎好かん)、脚本もセリフ回しが不自然、演出も好みじゃない。昔通いつめた名画座の雰囲気は出ていて、懐かしいと言えば懐かしいんだけど、それだけかなあ。全然入り込めず。

*宇崎竜童さんと宮沢りえちゃんの夫婦は、そりゃ設定に無理があるだろう、ってカンジ。親子かと思ったもん(笑)。樋口可南子さんと田口トモロヲさんの夫婦もなんか意味不明で消化不良だったし。

*ユルい映画は許せる、というかむしろ好きなんだけど、ウスい映画はちょっとね。。。☆☆½。

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永遠の幸せ

『パンズ・ラビリンス』@チネチッタ。

*とにかくすごい。映画って、こうゆう作品のためにある表現手段だよなー、と感服させられる、ダーク・ファンタジー。ハリポタなんてもうコドモのお遊びにしか思えない(まあ、それはそれで好きなんだけど)。

*映像の質感とか、造形とか、圧倒された。。。観ている間ずっと集中と緊張を強いられる映画なんて久しぶり。コワい&グロいシーン満載で、そうゆうのに弱いわたしは見てるのが辛い場面もいくつかあったけど、それでも目を離せなかった。

*スペイン内戦という苛酷な現実、そういう時代だからこそ、軍人の義父の冷酷さにも説得力がある。一方で、地下世界はというと、こちらもかなりダークサイド。パンにしても妖精(妖魔?)にしても造形怖いし。リアルとファンタジーが相反するというより融合している、でもその世界観と表現のテクニックが素晴らしい、と思った。

*エンディングをハッピーと考えるかバッドと受け取るかは、人によって違う気がする。。。現実世界では結局幸せになれなかった訳だが、地下(幻想)世界の存在を信じれば話は真逆で、現実世界を離脱しない限りそちらに行けない訳だし。正直、観ている時はオフェリアがカワイソすぎて滂沱だったのが、時間が経つにつれてわからなくなってきて、今もまだ考えている。。。「だから少女は幻想の国で永遠の幸せを探した」って、観終わって納得するコピーだと思う。

*今年一番の見応え。☆☆☆☆½。

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パヴァロッティ

『幸せのレシピ』@109シネマズ。

*アビゲイル・ブレスリンが、いい!この子は本当に成長が楽しみ。

*キャサリン・ゼタ・ジョーンズのキャラもややステレオタイプながら、かわいく演じられてていいと思う。BREECKER 22、行ってみたいなあ。

*一番印象に残ったのは、パヴァロッティの「誰も寝てはならぬ」。いつ聴いても素晴らしい。オペラ好きのシェフはかなりNYっぽい設定で○。☆☆☆。

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男ってやつは

『象の背中』試写@厚生年金会館。

*岸部一徳さんと役所広司のシーンはさすが。一番の見せ場だった。

*冒頭から息子への告白のシーンまでとてもいいカンジだったのに、井川遥の出現ですべて台無しに。彼女が出てくると醒めてしまい、最後まで入り込めなかった。映画的メリハリには必要だったのかもしれないが、なんだかな〜。

*「兄と」、「息子と」、「高校時代の友人と」、「会社の同期と」、と男同士のシーンはどれもいいんだけど。。。これは男が描いた男に都合のいい話よね、という母に同意見。

*今井美樹はやっぱりキレイですてき。これまたいかにも都合のいい奥さんだったけど。。。☆☆½。

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マトリョーシカ

『クワイエットルームにようこそ』試写@ユナイテッド・シネマ豊洲。

*鉄ちゃん(クドカン)がめちゃめちゃおかしい!彼が出てるあいだはくすくす笑いっぱなし。部屋の置物とか、オブジェとかのセンスもすごく好き。マトリョーシカ、うける。

*蒼井優ちゃんはやっぱりいいなー。ファッション、ヘアスタイル、メイク、とても似合っててかわいい!拒食の役なのでガリガリだけど。。。りょうちゃん、大竹しのぶさん、コワいけどうまい。平岩紙さんが天然のかわいい看護婦さんで印象に残った。あと、徳井優さんの女医さん。。。(笑)

*共演者がクセモノ揃いなせいか、主人公の存在感が薄すぎる気が。☆☆☆。

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ちゃぶ台

『自虐の詩』試写@一ツ橋ホール。

*阿部チャン、パンチが似合うんだあ。。。(苦笑)

*すんごいファッションセンス。怪しい犬が背中についたブルゾン。。。あんなの店に売ってるのか?竜雷太さんの招き猫ベストもすごかった。

*ひとつ残ってる謎、ラストのお守りの5円玉の年号が平成20年だったこと。なにか理由があるのかしらん?わかりませんでした。

*最初のちゃぶ台返し4連発の時点で、「このまま2時間だったらキッツいなあ。。。」と懸念してたのだが、その後はあれよあれよという間に一大感動巨編(?)に。いい意味で裏切られた一本だった。☆☆☆。

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LOVE

『ショートバス』@シネマライズ。

*ニューヨークのセットが最高!もー、涙が出るほどキレイ!こーゆうセンスって、やっぱりすごい。(と思ってたら、実はアニメーションなんだそうな。。。感動の度合いはかわらないけど)

*ショートバスのMISTRESS(女主人って訳だったけど、「女王」のがしっくりくるような)、ジャスティンがとっても素敵!ラストの彼の歌だけでも泣ける。全体を通して音楽がすごく良くて、思わずサントラ盤買ってしまった。

*主役のソフィアにはいまいち感情移入できなかった。。。ステレオタイプな「ニューヨーク在住のアジア系女性」ってカンジがなんか駄目で。。。こう言ってはなんだが、キレイでもないし。でも、彼女が出口(?)を求めてうろたえたりもがいたりする様には共感できた。

*メインキャストの中ではジェイムズがすごく良かった(ルックス以上にキャラクタが好き。ジェイミーはバカで駄目)。あと、キャストの「エキストラ」がSEXTRASになってたのにニヤリ。☆☆☆☆½。

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復讐鬼

『ローグ・アサシン』試写@中野サンプラザ。

・人がばんばん殺されて、できそこないのタランティーノみたい。いくら相手がチャイニーズマフィア&ニホンヤクザでも、FBIがそんな見境なしに殺すなんて非現実的過ぎ。それにしても、サンフランシスコに「ヤクザ街」があるとは初耳だ(苦笑1)

・ジェイソン・ステイサムの日本語、どーなのよ(苦笑2)。それはしゃべれるって言わんだろ!とツッコミたくなった。それ以外の日本語セリフも不自然きわまりなく、誰か直してやらないのかよ!と思った。

・ジェット・リーもさすがに身体のキレがなくなってきたかな。。。でも、去年くらいにもうマーシャルアーツはやらないって言ってなかったっけ?これは武術映画には入らないのか?

・意味のわからない大量殺戮に辟易して「早く終わってくれ」と思っていたが、ラスト10分でおっ、と思わせるドンデン返しアリ。その分のプラス込みで、☆☆。

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